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石造露盤

境内にある安養寺石造露盤(せきぞうろばん)は大阪府指定文化財です。
昭和45年2月20日大阪府の文化財に指定されました。
露盤(ろばん)は塔(とう)の屋根頂部に置いて、雨仕舞(あまじまい)の役目を果たした建築部材で、上に宝珠(ほう じゅ)を載せて装飾も兼ねたものです。
通常、露盤は青銅、鉄、瓦製ですが、このような石製の露盤は極めて珍しいものです。
石材は凝灰岩(ぎょうかいがん)で風化が著しく、四隅の一部は欠けているものの原形はよくとどめています。
一辺の長さは110cm、高さ38.5cm、中央に径38.5cm、深さ 11.7cmのほぞ穴が穿(うが)たれ、その周囲に八葉(はちよう)の複弁蓮華文(ふくべんれんげもん)のレリ−フが刻まれています。
制作年代は、平安時代前期から鎌倉時代前期までの間と考えられています。

 

石造路盤

 

見学は屋外にありますので何時でもご覧になれます。
見学の際の露盤の説明は上記内容が掲示板に書かれていますのでお読みください。
それ以上の資料は残念ながら当山にはありません。
大勢での見学の際、近隣住宅、保育所へのご配慮お願いいたします。